この度は飲料水の製造ラインを計画することになりました。
より多くの人に理解してもらいたいと思いこの記事を書きました。
飲料水の製造ラインには大きく分けて2種類あります。
加熱殺菌と非加熱殺菌です。
日本では以前 加熱殺菌による充填が主流でした。
それはやはり当時、殺菌効果の高かったからだと思います。
しかし、加熱された水を充填するのにはそれに耐えうる肉厚の容器が必要になってきます。
包装資材であるペットボトルのコストが高くなります。
それに天然水を一度温め、再度冷却される為、工場のランニングコストも高くなります。
それに加熱することで天然水そのものの味が変わってしまいます。
そこで最近では主流となっているのが非加熱殺菌による水処理方法です。
非加熱殺菌でもいくつか種類があります。
・ろ過:ろ過膜のメッシュサイズと差圧
・紫外線:紫外線照射量と時間
・オゾン殺菌:オゾン濃度と処理時間 など
最近では肉薄のペットボトルが多く見られますね。
ちょっと握ると変形してしまって、2Lの水やお茶は結構注ぎにくいです(汗)
でも、捨てる時はよりコンパクトになりましたね。
容器を薄くすることで容器のコストダウンが可能です。
充填時に常温まで冷却させれば良いので加熱殺菌でも可能です。
日本の場合は水道水が既に飲めるにも関わらず、ペットボトルの水を買うということはやはりペットボトルの水の方が美味しくて安全というのが大きな理由だと思います。
非加熱処理をされた水を選ぶと比較的に美味しい水に出会えるかもしれません。
(非加熱処理でもオゾン処理の場合、味が変わりやすいと思いますので必ずというわけではありません。)
そんな水はどのように作られているのか、簡単に動画にしてみましたのでもしよかったらご覧下さい。
プチ情報
水は処理の方法によって呼び方も変わってきます。
大きく分けて下記の4種類です。
・天然水(ナチュラルミネラルウォーター)
最低限のろ過や沈殿などの処理を行って、自然そのものの状態を保った水
・ミネラルウォーター
人工的にミネラル分を添加した水
・ナチュラルウォーター
ある特定の水源から採水された地下水を濾過もしくは沈殿処理をした水
・ボトルドウォーター
上記のいずれでもないが、水道法の規定基準に飲用適とされている水
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